真夏のロシア料理

夜通しクルマを飛ばし、お昼に福岡に到着。
ホテルの近くにクルマを止め、腹がへっていたぼくらは、どこでもいいからいちばん近い食べ物屋に入ろうということになった。
で、見つけたのはロシア料理屋さん。なんと、昔、福岡在住の娘さんと付き合いはじめたころにデートで訪れた店だった。最初のころのデートって良く覚えているもの。
ぼくは今日ボルシチのランチを食べた。真夏にボルシチ。前回は真冬だった。ボルシチはとてもおいしかった。そしてちょっと懐かしい味がした。
お会計して出ようとしてると店員の青年が声をかけてきて、「8年くらい前にいちどいらっしゃいましたよね?」と言う。そのときも彼はつとめてたそうだ。
いやいやどうも、よくおぼえてますねぇ、なんてぼくは言った。そのときいっしょだった娘と結婚したんですよ、とか話して店を出た。
夏の暑さで時間もとろけた福岡の昼下がりでした。