日記

 また体調崩して寝込んでしまった。今年に入って2回目である。
 一昨日の深夜に突然おなかの具合がおかしくなって、それ以降動けなくなってしまう。電話にも出ず病院にも行かず薬も飲まずご飯も食べずにひたすら寝続けて、今日のお昼にはなんとか熱も下がった。とりあえず、ヨーグルトとバナナを食べる。なんか一ヶ月分くらい寝た気分だ。
 起きてから布団に入ったまま、MINOR THREATのライブDVDを観る。最近ともだちに紹介されてからずーっと聴いてる。ハードコア・パンクなのだけど、なぜか癒されるのだ。
 そのあと元MINOR THREAT/FUGAZIのヴォーカリスト、イアン・マッケイの新しいバンドTHE EVENSも入ってるDVD"BURN TO SHINE"というのを観る。ワシントンDCの郊外にある一軒の白い家ーーこの家は取り壊されることが決まっていて、焼き壊される直前にいくつかのバンドを集めて、リビングでライブをシューティングした作品。白い部屋に差し込む冬の郊外の日差しがとても美しい、シンプルな映像。観ててほっと癒される。ぼくはジョディ・フォスター主演の『白い家の少女』という映画を思い出す。その映画も冬の郊外の白い家が舞台になってた。
 イアン・マッケイのバンドはもちろん素敵なのだが、TED LEOというエレキ・ギターの弾き語りのお兄さんがすごいカッコいい。パンクなんだけどひとりって感じ。だけど悲愴な孤独感はなし。ここがいい。HP http://www.tedleo.com/ をチェックしてみると、すごい数のライブをやってた。UKとかイタリアとかスウェーデンとかベルリンとか。ほぼ毎日。国が変わろうが毎日。ライブはだいたいトリオでやってるみたいだ。いやぁ癒されるなぁ。
 最後には元HUSKER DUのボブ・モウルドのソロが収録されている。12弦ギターの弾き語りだが、最初から最後まで男の熱みたいなものにグーッと押され続ける曲。渋い。じっと目を閉じてうたうそのたたずまいに、冬の景色のなかをひたすらに歩き続けているミュージシャンの姿を見た。