日記

sokabekeiichi_diary2005-08-24

猫について。

ずーっと昔、ブルーの目をしたきれいな猫を飼っていた。
そいつは夜になるとぼくのベッドにもぐりこんできて、ふとんをあたためてくれた。
そんな夜はだいたい素敵だった。
猫と生活していると、お互いのあいだに奇妙な愛憎関係が生まれてくる。
越えられない一線を感じつつ、いっしょに眠ったりするのはいい。
ぼくの好きだったその猫は、ある夜死んでしまった。
朝起きたらぼくのとなりで冷たくなっていた。
ぼくが一生のうちでいちばん泣いた朝だった。
そのときもう猫は飼わないって誓ったから、ぼくはもう猫と生活することはないだろう。
今でも猫を見ると、特別な気持ちになる理由。

仕事場の近くのバーの猫「こしょうくん」を見てて思ったこと。