surf's up(初夏の夢)

sokabekeiichi_diary2004-06-01

夕べの夢のなかでぼくは真夏の昼間にいた。
8月の真ん中、明るく、とけそうに暑い夏の日だった。
そこて、ぼくとともだち数人は海へ行こうということになる。
夢のなかで、ぼくらはあのブライアン・ウィルソンと知り合いだ。
ぼくらはブライアン・ウィルソンを海へ連れ出そうとする。
おどろいたことに、夢のなかのブライアン・ウィルソンは、ぬるぬるした奇妙な生き物だった。
それはぶよぶよと体を転がしながら、海へ向かうぼくらに悪態をつきつづける。
言葉にならない言葉を発して。
彼は全体的に粘膜質で覆われていて、それが太陽に照らされて始終ぬめぬめとひかる。
彼はぼくらの気分を悪くさそうと、ありとあらゆる汚いことをやろうとする。
しかしぼくは、このいやったらしい生き物がときおり純度の高い美に見えてしまっていた。
そしてぼくらはビーチにたどりつく。
目の前に海がひろがる。
オーセンティックでスクエアで、もちろんとびきり素敵な海が。
そこで「サーフズ・アップ」。
夢が終わる。
目覚めるとしめった東京の朝だった。