STRAWBERRYに寄せて

10年以上アルバム出してきましたが、やっぱりぼちぼちリリースとなると緊張してきます。アルバム『STRAWBERRY』は10月8日、出ます。2004年のオレの青春のすべてをSTRAWBERRYにそそぎ込みました。ひとつ。

膨らむ期待を加速させるべく、収録曲すべてにちょっとコメントを寄せてみたいと思います。自分自身のための広告。

1.サンデイ
街に出たときにふと心をよぎる感情。その変化。そして街へ出る理由。
この曲を書いたときは、サイモン&ガーファンクルのやさしさに熱中してた。
でも彼らのレコードに針を落としても、ずっとは聴けなかった、そんな日々。

2.スワン
テレサとのライブで練り上げていったエイト・ビートのロック。
ぼくは学園祭でバンド演奏したことないけど、もし今学祭前の高校生だったらこんな曲をプレイしたい。

3.シモーヌ
ある夜バスルームにとじこもり作った曲。恋と毎日についての曲。
シモーヌは女の子の名前。
アメリカのCAP'N'JAZZというバンドの影響を受けた。

4.トーキョー・ストーリー
車に乗ってどんどん行こう。知らない場所まで。
好きな友だちと、素敵な女の子がいたら最高。
カーラジオからはこんな曲でしょ。

5.ブルーのこころ
いつもこんな場所に立ってみる。だれもいない夕方の浜辺。
満たされなかったことがらと夢、宇宙と下北がまざりあう。
歌うたびに変化していく。

6.ストーミー
ひとりぼっちの午前4時ころに作った。
嵐がやってくることについて。期待や空想のパワフルさについて。
E.T.』や『未知との遭遇』みたいな、青く輝く夜のイメージ。

7.アコースティック・ギター幻想曲
クラシック曲には堂々と「幻想曲」と名乗ってる曲が多い。だからオレもちょっと真似をして。
なんのことを歌っているのか、自分でも謎。
だって幻想曲だもん。

8.LOVE-SICK
LOVE-SICK!いつもいつもLOVE-SICK。結局ぼくらLOVE-SICK。
今年の夏もLOVE-SICK。
夜の仕事、手につかなかった。

9.STARS
お別れのまえのロックン・ロール。SMALL FACESのメロディにのせて。
ここに収録されたのは”LOVE TOUR"の福岡公演での熱狂のライブ・テイク。
午前五時、ぼくらは行かなきゃいけない。

10.ミュージック!
やったー!こんな曲でアルバムを終わってみたかったんだ。
音楽音楽音楽がいつも。
終わったらまたプレイボタンを押してくださいね。