日記

ニッキー・シアーノのDJをリキッド・ルームに聴きに行った。

リキッドのフロアは風船で飾り付けされていて、でっかいホーム・パーティに遊びに来たかのよう。
ニッキーは伝説の<ギャラリー>のレジデントDJ。NYを踊らせ開花させたDJのなかのDJだ。
彼は有名なダンス・クラシック(これらは彼が有名にしたようなものだが)をいっぱいかけた。そのなかにはずっとメッセージがあり、ぼくは何時間かのあいだにレコードをとおしてビッグなパワーを受け取った。
パーティの後半、ニッキーの50回目のバースデイがアナウンスされる。ぼくらはみんなでHAPPY BIRTHDAYをうたった。誕生ケーキは取り分けられて、その場にいたみんながそれを食べた。そしてMSFBで踊った。笑顔がずっとある素敵な空間だった。上にはミラーボールが輝いている。

あるDJがニッキー・シアーノを評してこう言った。
「みんなニッキーを見に<ギャラリー>へ来てたんだよ。ニッキーは音楽で語るすべを知っていた。彼は歌詞を使ってメッセージを送っていたんだ。愛してる、憎んでる、寂しいって」