日記

sokabekeiichi_diary2005-03-21

昨日は東京ビッグサイトへ“GEISAI 7"を見に行く。
GEISAIの第5回には審査員で参加し、第6回ではライブをやらせてもらった。
簡単に言うと、有名無名問わず若いアーティストたちのショーケースであるのだが、取り扱い注意なエネルギーがうずまいていて大好きな場所だ。

第5回のときに出逢ったのが牧田 純くんというアーティストで、ぼくはいっぺんで彼の絵を好きになったし、個人賞もあげてすぐに友だちになった。
オフィスには彼の絵が3点飾られていて、それはもうぼくの仕事場の空気みたいになっている。

純くんは第1回目からGEISAIに出展していて、個人賞はいくつももらっているのだが、金賞も銀賞もとったことがない。ぼくが「個人賞のほうがいいじゃない」と言っても、やっぱりあの金のメダルが欲しいのだそうだ。うん、わかる気がする。オンリーワンよりもナンバーワンがいいというところだろうか。
アーティストはみんな同じかもしれないが、彼も「どうしたら理解されるのだろうか」といつも気をもんでいる。たぶんGEISAIにはそんなアーティストたちが何百人といるのだ。

ぼくが会場についた時にはもう審査発表は終わってて、純くんは賞を逃していた。「なんでやろう!」と元気よく憤っている彼の屈託のない前向きさが好きだ。
純くん、だいじょうぶ。賞をとれるかどうかはさておき、オレたちにはでっかい夢がある。だろ?
それにぼくは純くんの絵、大好きだ。だろ?

ぼくはGEISAIで宮代せつ子さんというアーティストの素晴らしい作品を買って(素晴らしすぎてどんな絵かここでは説明できない)、純くんのブースの片付けを手伝って、ビッグサイトを後にした。