日記

向井くんとの競演・響宴・狂園。
こうしてふた組でやるのは、初めてのことだ。何日か前から、実はぼくは、とても緊張していた。
彼の弾き語りステージを何度も聴いていて、その説得力にいつも驚き興奮していたから。

でもまあ、ビクビクせずに自分のできることを死ぬほど一生懸命やろうと思い、今日はステージに上がったのであった。こういう緊張がぼくにはいつもつきまとっている。

何ヶ月かぶりに聴いた無戒秀徳のライブは、やっぱり素敵だった。
何にも知らないちいさな女の子が純粋にただ笑ってた、という歌詞のところで、ぼくはいつも泣きそうになってしまう。

今夜は彼はアコースティック・ギターに加え、エレキやシンセやサンプラーも導入していて、なかなかスペシャルなセットだったんじゃないだろうか。

ぼくはいつものようにアコギ一本でのぞんだ。一生懸命うたえてよかった。

向井くんと初めて一緒にやれてすごく楽しかったし、最後はユーミンをふたりで合唱したりして、なんか昔からの親友のようで、とても幸せだった。

ただそういうことをお互いには伝えて合っていない。
照れるからだ。