日記

sokabekeiichi_diary2005-10-06

稲刈りへ。
今年初めて参加させてもらった田んぼワークショップhttp://takalagula.at.infoseek.co.jp/だが、今回の稲刈りでほぼ最終段階。あとは収穫祭を残すのみとなった。
ぼくらの田んぼはスケジュールの都合で草取りなどが滞り、結果的に平均より少し貧弱な実りとなった。
しかし自分たちで植えて刈り取るお米。多少小さかろうがかわいさがちがう。
ひと束づつていねいに鎌で刈り取る。そのたびに草の分け目から飛び出してくる小さな虫やカエルたち。すみかを突然追われるのだから無理もない。面食らってジャンプする小さな生き物たち。
そして自分たちの田んぼの稲をすべて刈り、竹で組んだ台に干す。なんかたいしたことをやり終えた気分である。写真にもほら、そういう表情で写ってるでしょ(ぼくの右隣にいるヨシミツさんの頭上に謎の手が!!)。
ぼくらは完全にオーガニックに作られたこの米をこれから食べるわけだが、実は自分の手で最初から育てたものを食べるのって初めてかもしれない。どんな味がするだろう。それは収穫祭でのお楽しみ、ということで。毎年いろんな豪華な面々がライブをやる収穫祭で、今年はぼくも演奏する。
稲刈りのあと母屋でくつろいでいるときに、主宰の中野さんが「こういうことがいちばん贅沢なことだ」と言った。いちばん面倒くさくて、お金のかかることだと。
それを放り出して街で生活しているぼくは、この言葉を噛みしめて来年のお米を夢みようと思う。