日記

sokabekeiichi_diary2005-12-07

夕べのRAIN DOGSでのパーティ、最高やったわ!
ほんまもんのレイザーラモン見れたんもめっちゃ感動やったけど、ビッグポルノの中心人物、新喜劇にも出てはる小藪さんってすっごい面白い!!
こんなひとに会えて良かった〜思たもん。ぼくのファンでいてくれはったらしくて、ほんま光栄ですわ。
また東京でもゆっくり飲みましょね。

と、つい大阪弁になってしまうくらい、この街は間口が広いのであって・・・。

今日はお昼に梅田のホテルを出たあと、夕方までマンガ喫茶で仕事(・・・。)
そして夜はついに、待ちに待った新世界へ!今度出るライブ盤のプロデューサーであるユウスケ(彼は無類の新世界通だ)の案内で。
もちろん食い倒れるつもりで、勢い勇んで乗り込んだ。

新世界には何回か来たことがあったけど、こんなに深くまで歩いたのは初めてだ。
どこまでもディープなそのたたずまいは、ダウナーな香りを微かに漂わせつつ、「新世界」という名にふさわしい堂々たる夜の光を放っている。
まずはこれでっせとユウスケに手を引かれるまま串かつの店へ。
大阪、いや新世界でしか見ることのできないオーラのおばちゃんが切り盛りしてる、いいグルーヴの店だ。
まずは串かつ何本かとビールを注文。乾杯し、サービスのキャベツをつまみにちびちびやっていると、すぐに目の前で揚げられた串かつが出てくる。
うんまい!!そーかーこれが新世界名物かー。うまいねーー。隣のユウスケも満足そうな顔でうなずく。
そしてまた串かつを追加。ビール。最高。
おばちゃんに引き止められつつも、まだまだ行きたいところは多いので、店をあとにする。
しかしふたりで飲んで食ってして二千円て、めっちゃ安いやん!

二軒目はお寿司屋さん。
いかつい板さんにあれこれにぎってもらうが、どれもおいしい。
壁には値段表がかけてあるが、信じられない安さ。
値段でおいしさが加速され、リズムに乗ったまま食欲のブラックホールに突っ込んでいく。これぞ食い倒れの方程式か。
焼酎お湯割りを飲みながら、音楽の話をしながら、鮨をつまむ。最高。帰りたくない。
でも先もあるので、今日はこのへんで。

最後はずっと食べたかったシチューうどんの店へ。
シチューと言っても新世界のシチューはデミグラスソースみたいのじゃ全然なくて、どっちかというと肉じゃがスープみたいな感じ。
そのなかにうどんが入って「シチューうどん」なり。どんぶりにいっぱい入って450円なり。
初めて食べたが、えも言われぬあたたかさ。人情味のある下町のあったかさだなぁ。
お酒のあとの体をくるんでくれるような、やさしい味だった。

新世界の夜。冷たい空気の中を歩きながら「いやぁ、最高だったよ」というぼくに、ユウスケが「やろ?」と。
みなまで言わないがその言葉の奥には「な?大阪って最高の街やろ?」っていう誇りがある。

大阪で食べもの屋さんに入ると、店のおっちゃんやおばちゃんはぼくのことを必ず「にいちゃん」と呼ぶ。
「にいちゃん、何にするん?」、「にいちゃん、いっぱい食べていってや」。ぼくはもう34歳ではあるが。
そんな大阪の懐の深さが、大好きである。

ではでは、今夜はこのへんで。
おやすみ大阪、グッド・ナイト・ベイビー。