12月

大掃除、やらなきゃな〜。
とか思いながら、時間だけが過ぎてゆく。どんどん散らかってく狭い部屋で、ラリー・レヴァンの1985年のDJをヘッドフォンで聴いている。
1985年のパラダイス・ガラージ。いきなしジョセリン・ブラウンの生歌。ラリーもイケイケだ。あ、いま針飛んだ。
ずーっと快楽の迷宮を旅しまくってる。
先週は本をいっぱい買った。
なぜか、自分をからっぽにして、ほかの何かを流し込みたい気分。年末だから?
ボブ・ディラン自伝、ブローティガンの死後発見された最後の小説、24時間パーティ・ピープル、フランスのお洒落な映画の本、南Q太さんのマンガ・・・。
あと、レコードもいっぱい買った。これも同じような感覚から。
自分をからっぽにしたいから買い物を続けているような気が。そう、先週は新宿伊勢丹メンズ館で服も買った。洋服屋の男の子たちはみんなきれいでおだやかで大好きだ。
あ、いま繋げた。ラリー最高。史上最強。
あー最近、酒飲みすぎてる。分かってる。
飲むと最後まで飲んじゃう。うんうん、分かってる。
本もレコードもどれも集中して読んだり聴いたりしてない。でも、どれも素敵な宝石たち。
自分のまわりをぐるぐる廻る遊星みたいなかんじ?
こないだは雪が降った。
幻のようなささやかな雪。真夜中、寒くて。
初雪って嬉しい。なんでかな?
いつも雪は心の中のなにかの化身なのだ。
部屋の窓が、蒸気で白くなってんのって、いい。
あと、朝起きてきたとき、キッチンの湿度が高くなってるのが分かるのも、いい。だれかが料理してるしるし。あ、また針飛んだ。
けっこう針飛ぶ、ラリーってば。でも最高。エレガントにして超野蛮。
まあまあ、部屋の掃除を今夜ぼくがやるかどうかは、だれにも分からない。
とにかく、クリスマスが来てるんだって。