「うどんセッション」

sokabekeiichi_diary2006-08-16

おとといから香川県坂出市の実家の元ぼくの部屋にて行なわれてた島津田四郎(しまず・たしろう)くんのレコーディング、2日目にしてCDに収まりきらないほどの大量の曲を録音し、無事終了しました!
しかし、田四郎くん、すごい!天才!!
あまりに今年の夏の暑さ満載のサマー・クラシックなアルバムなので、8月中にリリースすることに決定しました。

いま、東京に戻って来て、さっそくジャケット作ってます。ジャケット写真もぼく撮りました。
解説はこんな感じです↓

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島津田四郎くんのアルバムに寄せて      


お盆のめちゃくちゃ暑い香川県にて、島津田四郎くんのデビューアルバムを録音した。
香川県坂出市のぼくの実家の2階、つまりぼくが上京するまでずっと住んでた部屋にて。
まずうどんを食べてからレコーディングが始まる、「うどんセッション」と呼んでもいい2日間だった。

島津くんはギターを弾きながら、日記を書くようにつくった幾つもの歌をうたった。
日々の叙景がねじれて、空にあんぐりと開いた夏の穴の奥に吸い込まれていくような。そんな不思議に爽快な曲たち。ぼくはこっそりとその音楽に対して「うどんサイケ」と、つぶやく。それはどこかで、ジョアン・ジルベルトやジルベルト・ジルの音楽と通じている。

真夏の香川県はとても暑い。東京とはちがって暑さが近い。肩の上、すぐそのへんにある。
太陽、雨降り、風、うどん、夜・・・自然はずっとぼくらを見張る。ぼくらがうたうのを見守っている。

「はだかでく〜さ〜むしり〜 孤独なファンタジ〜」とうたう田四郎くんは、ついに出てきた天才シンガーだ。今までは生い茂った草に隠れていた。
アルバムには20数曲が収録されているがどれにもタイトルはない。好きな呼び名で呼んでやってください。

          
                                       曽我部恵一

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いや〜、ほんっとに素敵なアルバムなのです。
ちなみにPVも作ってて、監督:曽我部、出演:島津&曽我部、撮影:誌村宏明、ロケ場所:曽我部実家、というモノ。これも近々アップしたいと思います。

この夏のでっかい贈り物です、オレにとって。

(写真は田四郎&オレ in 実家のオレの部屋)