雨の日の子供たちの風景

朝から霧雨が降っている。

最近は本当に眠い。
昨日もマスタリングルームで完成した音を聴かせてもらいながら、いつのまにか深〜い眠りの世界へ落ちていた。

理由は分かっているのだ。

ハルコに朝6時半、もしくは7時に起こされるからだ。
幼稚園を卒園する日が近づき、彼女のテンションはガンガンに上がってきてる。
とりあえずそれは、早く寝て早く目覚め幼稚園に「できるだけ」早く登園する、という形になってあらわれている。
ぼくが明け方5時に寝ようが6時に寝ようが、最低でも7時には起こされる。
そのときには彼女はもう着替えもしてパンも食べて歯磨きもしてカバンも持って、完全にスタンバイを終了しているのだ。
ぼくは朦朧として、身支度をする。
彼女が家を出たい時間を一分過ぎる毎に、「一分過ぎた・・・」とか、「二分過ぎちゃった・・・・」とか、「あ〜〜〜もう三分過ぎたなあ・・・」などと、チクリチクリと小言のような警告が発せられる。
はっきり言ってイラっとする。
だが、幼稚園卒園→小学校入学を前にテンションを上げきろうとしている娘のパワーを削ぐこともないだろうと思い、日々それに付き合ってきた。

明日でそれも終わる。
卒園式だ。
親としては、よくここまで育ったという思いより、明日からゆっくり寝られるという安堵感のほうが断然大きい。
無事、明日を迎えたいものである。