May Love


まだときどき、映画『ノー・カントリー』の感覚がフラッシュバックする一日。
あぁ、はやくもういちど観ないと。


朝、遊歩道を自転車で走ってると、ベビーを抱いたCCC店長に遭遇。
下北沢までダベリながら歩く。
いい天気。


ここ数日、時間が空けば、ばななさんの新作『サウスポイント』を猛烈に読む。
読んでいると物語りの中にすっぽりと入ってしまえる。
素敵だ。
明日の夜にはこの物語りも終わるだろう、と思うと残念。
主人公の女の子ともお別れしなきゃいけない。
そんなふうに小説を読むのって、『ライ麦畑』や『ブライトン・ロック』以来だろうか。


明日は所沢航空公園でライブ。
ゆらゆら帝国坂本くんとは旧知だが、なんと対バンは初めて。
楽しみ。


数ヶ月続いている「部屋の片付け」は最終章に入った(かも)。
ひとくちに「部屋の片付け」と言っても、それは所有物を捨てることと、今まで所有してきたモノたちを把握し理解し整理する作業が絡み合ってるわけで。
なかなか一筋縄ではいかない。
いわば自分の正確なアーカイヴ作りでもある。
ディスクユニオンにレコードを売っては買う、そのうちに自分の求めるすっきりとしたレコード棚がすこしづつ出来上がっていく、そんな日々。


五月。
持ち上げられない現実の重さと、そよぐ風の軽さのギャップが、五月病の原因だろうか。