日記

我が息子・淳くんが風邪をひいてしまった。

赤ちゃんが病気で苦しんでいるのを見るのは、何人目の子どもでも、とてもしのびない。
子どもはよく熱を出すもので、そのたびに親は不安で不安で仕方ない気持ちになるのであるが、子の方は子の方で意外とケロッとしていたりもする。
苦痛に対する経験値が低いからなのかな、などと考えてしまう。

今日も淳はひどく咳き込んだかと思うと、きょとんとした顔で何事もなかったかのように天井の方やらを見つめていたりした。
そんなとき、なんて赤ちゃんはかわいいんだろう、と思った。
普段はあまりそういうことを思わないのだ。

夜、外の風にあたった方が気持ちいいかと思い、淳をスリングに入れて自転車で街まで走る。
ちなみに前のカゴにはうみが乗り、後ろにはハルコ。
堂々たる4人乗り。道路交通法違反だろうか。

秋の夜風のなか、淳は寝たり目覚めたりをゆっくり繰り返していた。
明日には、もうちょっとよくなっているだろう。