缶ビールを飲みほして

仙台〜郡山とライブを終えた。
どちらもへとへとになりながらも、やりきった!

来てくれたみなさん、本当にどうもありがとう。

思えばソカバンの結成後初のステージは、夕べのハコ、仙台ジャンクボックスの予定だった。
しかし、ケニーが肺炎で入院し、くやし涙を飲みつつ、その日はトモちゃんとのふたり弾き語りをやった。
それが、今やたくさんのお客さんが来てくれてソカバンで思いっきりやれている。
そう思うと、なんか嬉しかった。


今日の郡山は再びチラシ配りからスタート。
コピーしたチラシを駅前でいっぱい配った。
「ロックのライブがあります!」とか
「最高に盛り上がるんで!」とか言いながら。

思えばぼくが最初に街に出てチラシを配ったのは郡山だった。
そのときはダブルオーテレサといっしょに。
4年後の今もこうしておなじ街でチラシを配ってる。
「ロックのライブ」のために。

はたして、これは幸せなことなのだろうか?
ハピネスのような気もするし、そうじゃない気もする。

まあ、どちらでもいいのだ。


このツアーで前回チラシを配ったのは高知にて。
日記にも書いたけど、その夜はチラシの効果で三人の人が来てくれた。

そして、今回は・・・・・・・・・・・・

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・0人。

残念ではあるが、ぜんぜん落胆はしていない。
つまりは、これが現実である。
なにごともそんなに甘くはないのだ。
知ってたよ、もちろん。

ちょっとの苦労が報われるのなら、生きるなんてたやすいこと。
そうじゃないから、ぼくらキラキラしてる。
夢への道は、想像を絶する果てしなさだ。

だからチラシ配りをやめるなんて、まったく考えてないよ。



いまは、ローズのオフィスで、ひとりでビールで乾杯。
無事に戻れたことと、すばらしい道程を祝して。

メンバーもスタッフももう家に帰ったころ。

ぼくもぼちぼち帰るとしよう。
缶ビールを飲みほして。
電気を消して。