今夜も

広島〜福岡とライブを終え、いま、バンドワゴンは東京へ。

今回はソカバン四人だけの旅だったので、久々にがっちり物販に立った。

ライブ自体とは違い物販ではお客さんの色んな声が聴けるし、表情が見れる。
自分たちが作ったものを直接手渡しで買ってもらうことは、やはりこんなにも気持ちのいいものなんだと、あらためて感じる。

アーティストはときに「創造」という名の象牙の塔に籠もりがちになる。
ぼくもずっと制作が続くときなんかそうだ。
その甘美さはじゅうじゅう承知の上で、しかしそこに囚われてしまうことは、実は生活者でもある表現者としての寿命を縮めてしまうのではないかという恐れも持っている。

ライブの現場、物販のパイプ机の上はぼくたちをいつも世界につなぎとめてくれ、パン屋さんのように八百屋さんのように音楽を作り続けれはいいのだと、教えてくれる。