えん




いろんな縁を感じた一週間。




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イメージフォーラムでカサヴェテスの『ラブ・ストリームス』を観る。


愛を、求めることと失うこと。
140分にわたって、このふたつが表裏一体の交響曲を奏で続ける。
暴力的なまでの諦観、狂気に近い優しさ。
物語りのあいだちゅう、ずっと息が苦しいような感じがした。
先週観てかなりずっしりときた『別離』も、これと比べるとまだ救いがあると思った。


特集上映<ジョン・カサヴェテス・レトロスペクティブ>。
期間中にもう一度はこの『ラブ・ストリームス』を観るつもり。


ただ、イメージフォーラム、最前列はスクリーンまでの距離がすごく近くてかなりハードル高し。




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ニュースサイトCINRAの取材で、世田谷美術館

日本を代表する銅版画家、故・駒井哲郎の生涯を辿る展覧会をみてきた。


駒井さんのことは存じ上げなかったのだけれど、忘れられない出逢いになった。


静かな美術館で、ゆっくり独りの表現者の生涯に対峙すること。
その素晴らしさを体験できた。


芸術作品に接するということは、その芸術家と知り合うことだし、彼の人生の苦悩や喜びをほんの束の間でも共有することなのだと、あらためて感じた。



曽我部恵一と行く世田谷美術館『駒井哲郎1920-1976』展 - コラム : CINRA.NET





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毎日のようにお店の前は通っているけど入ったことのなかった鞄屋さんBLANC-FAON。
ご縁があって、白いトートバッグを購入。

ずっと使ってたLL BEENがぼろぼろになったので、ちょうどトートバッグ買わなきゃと思っていたところだった。


ひとつの縁がはこんでくれるこんなモノたちをずっと使って生活できたら、とても素敵なことだと思う。



BLANC-FAON






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次女の補助輪を外しての自転車の練習。


長女のときとおなじ公園で。

長女は丁寧に乗り方を教えて数日で乗れるようになったが、次女はどうもひとに指導されるのが極端に嫌いなようで、自分で勝手に乗り始め、目を離しているあいだに勝手に公園をぐるぐる走り廻っていた。


あたりまえだけど、みんなぜんぜんちがう。






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曽我部恵一BANDツアー、このあとは北へ北へと。



<曽我部恵一BAND TOUR 2012>詳細です。 - NEWS - 曽我部恵一