晴れた日には

今日は東京、気持ちよく晴れました!
いや、気分いい。

福音館書店から出ている「母の友」という雑誌のインタビューを受ける。
もう数十年続いてる子供を持つお母さんのための雑誌で、そういえばぼくの家もこれを取ってた気がする。

パラパラやると、非常に丁寧で興味深い記事がたくさん載ってる素敵な雑誌だった。
センセーショナリズムとカタログ化ばかりに偏りがちな現代の雑誌界だが、こんな素朴でスイートな雑誌がずーっと形を変えずに続いてることは、素晴らしい。
拍手。

絵本について喋り、福音館書店の絵本をいただいた。
そういえば先日「クーヨン」(この雑誌も素敵です!)でも絵本について喋った。

娘はほっとくともうマンガ雑誌アイドル雑誌に手をのばすので、もっと絵本を読むといいのになと思う。
情操教育をしたいわけじゃないんだが、絵本にはアートのひな形がある。
精神を自由にはばたかすための素朴な場所だと思う。
どうせすぐに小難しい本を読むようになるのだから、それに飽きたときに帰って来れる場所になるはずだ。
かく言うぼくもそのとおりで、最近は絵本にインスパイアされることが多い。


取材は神保町の近くでおこなわれたので、そのあと神保町の名店「ボーイズ・カレー」で昼食。
ここはなんてことないたたずまい過ぎるので、「名店!」みたいに喧伝されないのだが、ぼくは大好き。
有名なカレー屋さんがひしめく神保町においてもいちばん好きだ。
なんと言っても敷居が低い。
味は普通。というと語弊があるので「普通の美味さ」。
特別なことはなにもないけどすっごく美味しかった給食や学食のカレーを憶えておいでだろうか。
そんなカレーが食べられる店は、実は少ないのです。
一年ぶりくらいに食べたけど、最高でした。かつカレー。


夕刻から元麻布にある村上隆さん率いるカイカイキキへと移動。
アーティスト佐藤玲ちゃんの個展での弾き語り。
昔から知ってる玲ちゃんだが、こんな素敵な個展をやるなんておめでたい。
ぼくはギャラリーの一角に作られた畳敷きのスペースにて歌う。
訊けば、玲ちゃんのご実家が喫茶店をされてたそうで、それを再現したのだそう。
だから、ぼくとしては初めてのマイク無し&畳にあぐらスタイルでのライブとなった。
これはつまり友だちが自分の部屋に訪ねて来たときに「ねえねえこんな新曲出来たんだけど」って弾き語るスタイルなわけであって、ずいぶんいい塩梅だ。

なんか、マイクの前に立つのとは違う一生懸命さで歌えた。
いいライブだった。
来てくれたみんな、どうもありがとう。


そのあと、麻布の小さなレストランで玲ちゃんと食事。
文句無しに美味しいフレンチを食べながら、物創りについていろいろ喋った。


そんな一日。

そうそう!マキタスポーツさんがブログでソカバンのこと誉めてくれたのだ。
マキタさんのブログの愛読者であるぼくとしては、こっぱずかしい反面すごく嬉しかった。
よってみなさんにも読んでほしい。。。
飛んで☆