日記

大阪から青森へ、遠い遠い車移動。
昼からずーっとバンドワゴンの中にいます。まだまだ着く気配なし。
夜中。トイレ休憩で立ち寄った小さなパーキング。
用をたしてたら、目の前にちょこんと座った小さな蛙と目が合った。きれいな緑色の体、金色の目でぼくのことをじっと見てる。
小指の先ほどの小さな蛙で、最初はお菓子に付いてくるオモチャかと思ったが、よく見ると喉がぷるぷると震えていた。
かわいいーと思いながらおしっこをしてると、その蛙は一言「まだまだとおいけどけいいちくんがんばってね」と、ぼくに言った。
外に出ると、蒸し暑い夏の夜の空気がぼくにまとわりついてくる。
青森まであと五百キロの旅。