しもきたざわこんさーと の おしらせ
今月もしもきたざわこんさーとが開催されます。
雨が降ろうが、風が吹こうが、雪が降ってもしもきたざわこんさーとはシモキタザワ440という場所で毎月第三木曜日に開催されます。
今月は6月21日木曜日。
出演はぼくと、平賀さち枝さん、そして湯浅湾、の三組です。
平賀さち枝さん、さっちゃんのことは、ぼくがちょうど『けいちゃん』というアルバムを出したのとおなじ頃に、『さっちゃん』というアルバムを出した女の子がいる、というので、どうにも他人に思えなくなって(勝手な話ですが)とても気になり始めたのでした。
信頼できるともだちも「さっちゃん、いいよ」なんて言うし、気になりがピークに至った頃に聴いたさっちゃんの演奏は、とても恥ずかしくてこんな表現が許されるかどうか分かりませんが<野に咲く花のよう>でした。
あたらしいアルバムも世の中にあって、しずかにそしてうつくしく咲いています。
湯浅湾は評論家の湯浅学さんが率いるロックバンド。
もう、ロックバンドと言うしかないシンプルで奔放な歌と楽器の演奏がそこにはあります。
簡単な言葉をつかって簡単な演奏をしているのに、聴いているこちらの脳はどこか遠い宇宙のすみっこへ、飛んでいきます。まことに勝手なはなしですが。
謎な歌詞はどこまでも謎ですが、ふと共感してしまいそうになる瞬間があります。
湯浅さんの書かれる文章が昔から大好きで、ぼくは自分を形成するのに大きな影響を受けています。
しかし、当の湯浅さんは、ひとに影響をあたえてるつもりなんてまったく知らんよといった風情で、ひょうひょうとしておられます。
しかし、歌も文章も、すごくていねいだなと思っています。
湯浅学さんの近作、『音楽が降りてくる』と『音楽を迎えにゆく』は音楽評論集ですが、ここ最近読んだ本では間違いなくベストな二冊です。
以上、しもきたざわこんさーとのお知らせでした。
<曽我部恵一 presents "shimokitazawa concert" 第十八夜> @東京 下北沢 440 (four forty) - LIVE - 曽我部恵一