雨の日の日記

夕べは朝までスタジオ・ワーク。新しいふたつのアルバムを作る。

ひとつはこのところずっととりかかってた『ラブレター』と呼ばれているアルバム。まだ仮の名前だけど。ロックンロールが12曲。

そしてもうひとつは、下北沢の街からインスピレーションを受けたアルバム。これは下北沢の道路計画に反対する運動の一環でもある。SAVE THE 下北沢http://www.stsk.net/)というプロジェクトがずっと動いているが、ミュージシャンからもアクションをということで、ぼくは毎日訪れるこの街を舞台にアコースティックなアルバムを作ることにしたのだ。ピンク・フロイドの下北沢バージョンのような、ひとつの長い組曲のようなレコード。

今日は沼津でのライブ。雨が降り続くなか、その下北沢のCDを聴きながら車を走らせる。
うっすらと白い霧に包まれた車のなかでこのアルバムを聴いていると、どこか違う場所へ連れて行かれそうになる。

初めての沼津のライブは熱狂だった。やっぱり素敵だった。みんなありがとう。

家に帰ったのは明け方。
奥さんとハルコは、田舎に帰っている。
だれもいない湿った部屋で、ハードコア・パンクのレコードを大音量で聴く。
ロス・クルードス。魂がちょっと熱くなった。